上の写真は今年の夏に私と一緒にロシアを横断した写真家・吉田日出夫氏の作品だ。
    今年の夏の中央シベリアの寒村での風景なのだ。
    草を啄む馬のなんとのどかな事だろう・・・
    日本でも半世紀前にはこんな風景が見られたはずなのだが、癒しの1ショットだ・・・ 
 
    
    
      
        
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        ふと気がついてみると、私の作品でもバックに緑を用いる事が多い。
        
        被写体そのものの魅力はいうまでもないが、見る者に何らかの安らぎを与えてくれるのは、やはり何と言っても木や草がかもし出す色の爽やかさなのかもしれない。 
 
        
        自然は天才アーティストだ! | 
       
     
    
    さて、写真の村がカザフスタンからさほど離れていない所に位置していた事を思えば、既に厳しい冬の景色と武装集団に、のどかだった夏の時間がかき消されている事は容易に想像できる。
    せめてのどかなこの景色が、来年の夏にもあの村に訪れる事を願わずにいられない・・・ 
    
    破壊によって得られるものなんて何もない事を歴史が語っているのだから・・・
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