久々の報告のような気がするが、着々と計画は進行している。
    上の写真は磨きのサンプルだ。
    上がステンレスで下がチタンのサンプルだ。
    チタンの方が幾分黒光りしていて迫力がある。
    握った感じはしっとりと手に馴染んで悪くない、まずはOK・・・だ!
    今回山本がトライしているのは非常に特殊な製法なのだ。
    チタンの粉末成型(MIM)というらしいのだが、量産試作を行った10数年前には
    とても手が出なかった高度な製法らしい。
    なんでチタンにこだわっているかといえば・・・
    理想の形状を求めていくとステンレスでは重くなり過ぎる。
    アルミニウムでは軽過ぎて切れ味が落ちる・・・
    理想の形状で理想の重量バランスを求めていくと、
    チタンの比重が最適・・・、となるのだ。
    もうひとつの理由は、ステンレスで作った前回の試作品は、金属アレルギーに
    対処する為、純金のメッキを施したのだ。
    今回はメッキではなく、金属そのものがアレルギーを引き起こさない・・・
    人間にやさしい素材としてチタンを選んだのだ。 
    
    チタン素材とステンレス素材の重さの比較 
     
    
     
    
    同じ形状でもチタンとステンレスではこんなにも重量が違う・・・
    という訳なので・・・
    手にやさしくて重さのバランスが理想的・・・ということでチタンにこだわっているのだ!
    ・・・が、コストと加工の難しさは尋常ではない。
    幸いな事に沢山のその道のプロ達が力を貸してくれている。
    究極のレザーが実現に向けてまた一歩近づいた事を報告しておこう・・・
    乞うご期待・・・ |