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AKITA・リバイバル計画
Akita Revival Project

始めに・・
この計画は秋田県を山本久博が勝手に思いつくままデザインするものである。
既に進行中の各再開発計画などに水を差すものではありません。

2006/3/11

6, 救急用ヘリコプター導入計画

普段は滅多に開く事のない朝日新聞の付録版beをなぜか今朝に限って目を通した。
その中に私が前から事ある毎に主張して来た救急ヘリの記事があったので触れてみよう。
著者はちょうどうちのサロンの本棚にもその著書が並んでいる94歳の現役医師「日野原重明」先生その人だった。

日本が海外に比べて救急用ヘリの普及が遅れている事への提言で、参考の数値として、ヘリの配備には年間2億円かかるらしい、そのうち半分を厚生労働省が負担ということだ。
まだ全国で一道8県に配備されているだけ、もちろん秋田はまだ手つかずのようである。
じつはもう10年ほど前の事になるが・・
ある方から秋田県の政策提案のアイデアを求められた事があった。
その時に私が提案させていただいた幾つかの案の最重要案件がこの救急ヘリ構想だった。

秋田県が高齢化社会を迎える事。
秋田県は管理エリアが広い事。
道路網の整備が遅れている事、特に幹線道路の渋滞も問題。
県内の各地にヘリポートを装備する事は費用がかからない事であると同時に、主要救急病院にヘリポートを設置する事も比較的容易い事である。
特に県立脳血管研究センターは世界的にも知られる優秀な医療機関であり、ここにヘリポートを装備する事で県内のお年寄りの救急医療には大きな支えが出来る事。
当時の佐々木知事がもともと消防畑出身なので最もその分野に精通している事・・などなど
空いている土地にHマークをつけて緊急のヘリポートを作る事にそれほど反対する者は居ないと思った故の提言だったのだが、この提案が実現する前に知事が退任された為、それ以後この話題が表面に出る事はなかった。
今日の日野原先生の記事によれば、日本で本格的に医療用ヘリが導入されたのは01年の岡山県が最初となるようだ。
あの時佐々木知事がその手腕を発揮出来れば日本で最初の救急ヘリは秋田県・・となっていたかもしれないのだ。
まあ、どこが最初かなんてどうでも良いのだが、ともかく秋田県の事情を知る者なら公共・民間を問わず、いくらでもHマークを装備する場所の確保は容易い事は理解出来る。まして1億円の費用で救える命の事を考えれば高いか安いか?、考えるまでもない。
日本で最も老人の命を大切にしている秋田県、老後はみんなで秋田県に住もう・・って(笑)
これ以上年寄りが長生きされると困るかなぁ・・・暴言!?